パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.22

新しい年を迎えました。元旦に発生した能登半島地震では多くの命や生活が失われ、かつてこれまでにない甚大な被害をもたらしました。今もなお、沢山の方々が避難生活を余儀なくされ、断水や停電が続く地域があります。香水は最低限の衣食住が満たされた上での嗜好品かもしれません。けれども、香水は瞬時に効くレメディです。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.21

調香棚には、次はいつ出会えるか分からない、一期一会の香料コレクションがあります。Mitti, Amber, インド・マイソール産の白檀、スリランカの桂皮(精油)、ブラジルのローズウッド... 。また、熟成するほどによい香りとされる香料、10年もののパチュリなども、普段は眺めているだけの香料もあります。
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パフューマリー通信 Vol.20

11月の新月の朝。冷たい雨と落葉はいつの間にか街のにおいを冬へと変えていました。BLISS の香水シリーズ 1st Collection は勇敢な女性 がテーマですが、第1作 1001 Nights はアラビア・イスラム文化、第2作 Amor Mundi はユダヤ人に出自を持つ女性と、中東をサブテーマに据えています。
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パフューマリー通信 Vol.19

中秋の名月の夜の映画会、金沢に大形綾さんを迎えてのトークイベントを経て、ハンナ・アーレントに捧げる香水『パルファン Amor Mundi』の一般販売を開始いたしました。香りのキーワードは「後からの癒し」。明晰なシトラス・ハーバル調のトップノートに、煙を燻らすようにシスタスが漂います。時と共に癒しと赦しが訪れるように、ジャスミンの花々が綻びはじめます。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.18

今日は乙女座の新月。今日のパフューマリー通信では、BLISSが香水に使用するエタノール原料の産地&ラボ訪問、次の満月の夜に開催する映画『ハンナ・アーレント』上映会について。BLISSが香水に使用するエタノールは岩手県奥州市で有機栽培されたファーメンステーション社が製造するお米由来の発酵エタノールです。
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パフューマリー通信 Vol.17

葉月新月のパフューマリー通信。 本日のパフューマリー通信は新しい香水ブランド≪Rite of Passage≫ の自然香水『Luminary』、そしてBLISSの香水シリーズ≪BLISS Natural Perfumery 1st Collection≫新作発表の関連イベントについて。
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パフューマリー通信 Vol.16

パフューマリーのある長町と犀川の上流にある畑と。7月新月のパフューマリー通信では長町と畑についてです。BLISSのパフューマリーがある長町地区は加賀藩八家老の一つ、長(ちょう)家の屋敷があった土地でした。所々に残る土塀など今も武家屋敷の面影を残し、長町武家屋敷跡は金沢の観光名所の一つです。少し歩くと犀川があり、夏には鮎が遡上します。
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パフューマリー通信 Vol.15

夏至を数日後に控え、明るい新月の朝。今日のパフューマリー通信では、天然香料シスタス/ラブダナムをご紹介します。シスタス(仏語シスト)、別名ロックーズと呼ばれる植物は地中海沿岸に生息する低灌木です。樹脂から採れる香りはアンバー様で、香りの強度はとても強く、品格のある豊かな香りとして大変重宝される香料です。
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パフューマリー通信 Vol.14

来月から始まる調香ワークショップ×作曲家シリーズ。ドビュッシーはきっと珠洲の海も好きになるだろう - 第1回ドビュッシーの回で参加者の皆様からいただく受講料の一部は今回の地震で被害に遭われた方々に寄付させていただく予定です。ドビュッシーと皆様の想いを乗せて、少しでも被災地の方のお役に立てたら嬉しいです。
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パフューマリー通信 Vol.13

牡羊座の新月のパフューマリー通信。今日のパフューマリー通信は先日の満月にご案内した『調香ワークショップx作曲家シリーズ』について。音楽と香りの関係について紐解いていくと、成り立ちは音と香りがもたらす喜びそのものから神への捧げものとして、そして中世の錬金術を経て、大きく発展していきました。