パフューマリー通信

パフューマリー通信 臨時号

このたび、BLISSでは音楽を香りで聞き奏でる『調香ワークショップ×作曲家シリーズ』を始めます。クラッシック音楽は演奏家による再現の芸術。楽譜に散りばめられた作曲家の想いを読み取り、音を奏でる。音楽は作曲家が伝えたい想いや残したい瞬間を音に託したものだと分かったとき、作曲と調香の類似性に感嘆し、頭から離れなくなりました。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.12

今回のパフューマリー通信は香水の大切な原料である『アルコール』について。BLISSが使用するアルコールはファーメンステーション社の岩手県奥州市で有機栽培されたお米由来のエタノールです。香水原料としてだけではなく、衛生安全のため香水瓶や製造前に使用する機器の洗浄にもお米エタノールを使っています。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.11

今回のパフューマリー通信のテーマは、改めて『香水』について。『香水の定義』や『香水の製造法』といった香水の基本に加えて香水業界のことなどBLISSが見聞きしてきたことをお伝えいたします。 香水(パルファム)は香りの濃度が最も強く、賦香率は15~35%。多くの香り製品の頂点に立ち、香りの宝石といわれるほど、昔から貴重品扱いされてきました。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.10

新年最初のパフューマリー通信は、題して『友人との約束とBLISSの夢』。友人Pは10代のとき白血病に罹り長い間闘病生活を送り、退院後は働きながらボランティア活動をし、開発学を学ぶために大学に入入学。週末は国際環境NGOグリンピースのアクティビスト、ロックバンドのドラマーでもありました。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.9

今回のテーマは「調香」について。 パフューマリー通信 Vol.3 では調香で大切にしていることをお伝えしましたが、今回は調香における個々の香料の役割とその魅力、調香の進め方についてお話いたします。個々の天然香料はそれだけでも十分素晴らしいのですが、複数の香料を混合し調香することによって、お互いの魅力をより引き出し、補い合うことができます。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.8

今回のパフューマリー通信は『音楽と香り』について。私の処方ノート 2020.9.18付にRachmaninoff's Piano Concerto No.2(ラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番)の試作記録があります。セルゲイ・ラフマニノフ(1973-1943)は帝国ロシア出身の作曲家・ピアニスト・指揮者で、最後の古典ロマン派音楽家のひとりです。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.7

香りの歴史 後編:ルネサンス~現代。ルネサンスとはフランス語で再生を意味します。6-11世紀の間、古代ギリシアの知の遺産は中東で伝承され、多くの文献はアラビア語へと翻訳されました。中世の中東では古代ギリシア文明を元に医学や科学が発展し、古代ギリシア文明とルネサンスの架け橋でもありました。
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パフューマリー通信 Vol.6

Perfumeの語源はラテン語で、煙(=fumum)を 通して(=per)。今回のパフューマリー通信では香りの歴史(前編:古代~中世)をお伝えいたします。古来より香りは天上の神々に祈りと共に捧げられてきました。いつの時代、どこの世界であっても、香りは天と人を繋ぎ、場を清め、喜びをもたらしました。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.5

今回の通信では、次の満月に御披露目するパルファン1001 Nightsの舞台となる千夜一夜物語について。これまで物語については断片的でしか知らなかったのですが、シェヘラザードという勇敢な女性に惹かれ、彼女に捧げる香水をつくり、香りを熟成させている間に千夜一夜物語を読み始めました。
パフューマリー通信

パフューマリー通信 Vol.4

今回のパフューマリー通信は少し趣向を変えて、薬機法から見た「香水ができるまで」。今回の内容は、特に私と同じように「香水をつくりたい」と同じ想いを持つ方に向けて用意しました。薬機法とは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称で、化粧品の製造・販売・安全管理を規制し、保健衛生の向上を図る法律です。