2026年皐月新月。爽やかな風が新緑の木々のあいだを吹き抜けていきます。年明けから先月末までイベントや業務で多忙な日々が続き、先月4月のパフューマリー通信はやむを得ずおやすみいたしました。新月の習慣にしてくださったみなさま、大変申し訳ございませんでした。。
パフューマリーの許可更新
肌につける香水は化粧品であるため、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」にもとづき規制されています。BLISSでは2021年5月、化粧品製造業・製造販売業許可を取得し、先日 5年ごとに必要な許可更新を終えました。
この5年間しっかりとパフューマリーを運営できていたかーー。立ち入り審査当日まで少し緊張していましたが、大きな指摘・指導事項もなくほっと安堵しました。と同時に、これからも香水を手に取ってくださる方々が、よろこびとともに、安心してお使いいただけるよう改めて誓う時間となりました。

ここ1年、香水の小ロット制作のご依頼やお問い合わせをいただく機会が増え、大変有難く存じます。これからも小さなパフューマリーだからこそできることーーお客さまに寄り添った、対話を重ねたものづくりを大切にしてまいります。
メディア掲載
先日4月27日付 地元紙 北陸中日新聞朝刊の金沢欄「この街で」という企画にてご紹介いただきました。3月のアーレントトークイベントにご参加くださったのがきっかけで、勇敢な女性をテーマに香水制作をしていることにご興味をお持ちいただき、取材のお話をいただきました。勇敢な女性というテーマそのものに共感いただくことはこれまでもありましたが、なぜ勇敢な女性なのか、という質問をはじめていただき、個人的な想いを告白しました(プライベートな内容のゆえ、内容の詳細は記事には掲載していません)。

きっと誰もが抱えている、自分にしか分かり得ない痛みや哀しみ。その苦しみを他のだれかのものと比較する必要はありませんが、勇敢に生きた女性たちからのヒントやメッセージ、勇気を香水から受け取っていただけたらこのうえない幸せです。
お知らせ
アーレント研究者でアーレントに捧げる香水 パルファン Amor Mundi の構想をご一緒いただいた大形綾さんが神戸の書店「自由港」のWebサイトにて連載をはじめました。わたしはすこしだけ写真のお手伝いをしています。

文学少女だった綾さんは多感な時期からたくさんのことばに触れてきました。ことばが思考をはぐくむ。それは、これからますますAIが経済活動だけではなく日常生活においても台頭する時代、自分のことばで考える真価が問われているのではないかと感じています。琥珀糖のようにきらめき透きとおった綾さんのことばにぜひ出会ってみてください。
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オンラインストアにはまだ掲載できておりませんが、長らくSOLD OUTとなっていた、パルファン 1001 Nights とパルファン Amor Mundi について、処方をリニューアルして販売しております。また、少量サイズやサンプルセットについては、アトリエまたはイベントにて限定販売しております。数に限りがございますので、もしご購入をご希望の方はお知らせください。
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最近、早朝の犀川へ散歩に出掛けるようになりました。先日歩いているとふと甘い香りが漂ってきたので周囲を見渡すと、犀川大橋の下に無花果/フィグの木が生えていました。葉に顔を近づけるとはっきりとフィグの香りが。葉の影には小さな無花果の実が隠れていました。甘くなめらかで、フルーティーであるのにほんのりとスモーキー。はじめてフランスを訪れた際、フィグの香水やシャンプーなどフィグ香調の人気に少し驚きましたが、マティスやルノワールが南フランスの光に憧れたようにフィグの香りにはひとが恋焦がれるような夏の誘惑が潜んでいるのかもしれません。

パフューマリー通信は50回目を迎えました。いつもご覧いただきありがとうございます。
BLISS Natural Perfumery
茂谷あすか
Profile
1982年生まれ。2006年英University of East Anglia卒業。株式会社QUICK、三井物産株式会社勤務を経て、2015年より調香の仕事を始める。2019年東京理科大学卒業。2021年石川県金沢市にてパフューマリーを設立。自然香水の製作を行う。

